読書 データはウソをつく

○偏った視点の社会調査データの見抜き方

○意図的にしろ意図的でないにしろ、どのように偏りが生じているか
○データや情報の自分の仕事への活かし方
について、マスコミの調査データや医学的な発表を題材にして、わかり易く説明してくれます。
たとえば、「日経読者は内定率が高い」という日経新聞が2003年3月卒業予定者を対象とした調査データの疑い方などがある。

具体的事例の解説があり解りやすいが、これを読んですぐに仕事に活用は難しい。
本書で述べる上記3点を実際に行うには、MECEの考え方とゼロベース思考を身に着ける必要がある。

僕が営業をしていた時には、様々な調査データを組み合わせてロジックを作っていた。データ自体の偏りに気づいてしまっても、ある意味、顧客に気づかれなければいいやなんて思いもあった。(ソリューション営業を突き詰めるとこれじゃいけないんだけど、営業として稼がなきゃいけないこともあるので。。。)

今は転職をして、提案を受けて、調査データなどをもとに自社の意思決定を行うような仕事になった。
つまりデータの偏りに気づけなければ、無駄な投資を行うことになる。

そんな必要性に駆られて、本書を読んだ次第。